ニンテンドースイッチ 改造関連の用語説明

記事の方法を試す前や質問をするまえに必ず下記リンクを見てからにしてください!
このブログについて
http://yyoossk.blogspot.jp/1970/11/blog-post_24.html


こちらではニンテンドースイッチ専用の改造関連の用語を説明します

改造全般の改造関連の用語説明
https://yyoossk.blogspot.com/2019/09/blog-post_25.html


・fuse、ヒューズ
fuseについて
https://gigazine.net/news/20180427-switch-prevent-downgrade-blowing-fuses/
公式の方法でアップデートするとダウングレード対策で本体の中にfuseというものがいくつかあり、バージョンアップする度にそれが物理的に焼ききられ、残った数によって起動できるバージョンが限られてきます
ダウングレードした際に起動するバージョンのfuseが決められた数より少ない場合に本体自体が起動しなくなってしまいます
焼かれたfuseの数はhekateで確認できます
https://yyoossk.blogspot.com/2018/12/hekate.html
fuseを焼かずにアップデートしてそこからアップデート前にダウングレードする方法は下記リンクを参考に
https://yyoossk.blogspot.com/2018/10/choidujournx.html
バージョンアップ前後でnandをバックアップしておくことをお勧めします
オフラインで任意のバージョンにアップデート&ダウングレード(ただし条件あり。下記リンク参照)
https://yyoossk.blogspot.com/2018/10/choidujournx.html

・TrustZone
これは本体のバージョンアップがリリースされた時によく聞く言葉だと思います
エンドユーザーには馴染みのないものですが、バージョンアップでこれがアップデートされると、cfwの対応が少し遅れる可能性があると思ってもらってもいいかもしれません
秘密鍵データなど本体固有のデータを工場出荷時に、ARMのTrustZoneという技術を使った、アクセスに特別な手順が必要な本体内にある領域に暗号化して格納
Switch上で動作する一般のソフトウェアからこのデータにアクセスすることは不可能なため、改変する事ができない
3dsやps3でban解除によく用いられていた本体固有のcid(consol id又はコンソールid )がswitchではこの部分に格納されており、変更ができないため、ban解除を行うことができないと現在はされている
https://the01.jp/p0002745/

・TSEC(Tegra Security Co-processor)
暗号化に関する機能を持つプロセッサで、デジタル署名を確認し、信頼されているソフトウェアのみを使用してデバイスを起動できるようチェックを行うもの

・sigパッチ、esパッチ、es.patche、sigpatch、signature patch
nspをインストール&起動させるためのパッチ
Atmosphere又はkosmosの場合に導入が必要
https://yyoossk.blogspot.com/2019/05/atmospherekosmosnsp.html
SXOSとReiNXはデフォルトで入っている
wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/デジタル署名
switchではこの仕組みをそのものを回避するパッチなため、署名していないnspファイルをインストール&起動することが可能というわけですが、署名を行えるわけではないため、OFWでの起動は不可能
署名が行われたファイルは改造していない本体でも非公式の自作ソフトやバックアップを起動することができるようになります
PSPがこの方法で自作ソフトの起動が可能になったが、本来なら内部リークがない限りはこの方法を行うことは不可能というものなのでswitchではOFWでの起動は期待しない方がいいです

・署名、署名書
署名といえばPSPの自作ソフトやPS3のPKGを署名などが有名です
switchでは上記のsigパッチでこれを回避することによりホーム画面から起動可能なNSPファイルをインストール&起動できるので署名を行う必要はありません
署名は公式の正式なファイルだという判定を行うためにファイルに施される行為で、証明書はそれのファイル版だと思ってもらってもいいかな?
素人目線なのであまりいい表現ではないかもしれませんがご了承ください
下の方にXCI、NSPの説明をしていますが、この二つのファイルにも署名書が含まれています
つまりゲーム単体にも本体とは別に証明書が存在するということです
これは海賊対策で、ゲームにそれぞれ固有の証明書があり、それは唯一無二のものなので、複数同じ証明書があれば明らかに不正だと判断されます
その不正な証明書でオンラインを行えばもちろんBANの可能性があります
switchのゲームをバックアップするソフトはデフォルトでこの証明書の中の数値を全て0にするなどされているため、仮にBANされたとしてもその証明書を含むゲームは安全です
本体がBANされるので安全とはいえないかもしれませんが、これは本体ではなく、そのゲーム自体を保護する目的です
というのも仮にその証明書を含むゲームがBANされてしまって、他の本体でそのゲームを起動しただけでBANということにならないためです
NSP(eshopから購入してダウンロード&インストールするゲーム)の場合は、、オンライン専用機からバックアップして改造専用機で起動してBANされてもオンライン専用機でその元になったゲームを起動してもBANされることはありません
XCI(ゲームカード)の場合は、誰かがそのBANされたゲームを売ってしまい、知らない人がそのゲームを使用してBANなんてことが防げます
本体にも証明書があります
これも本体固有のものでオンラインの際に照合されます
その証明書でその本体が不正を働いたものかどうか判断されています
実際にBANされていない本体から証明書を抜き取り、それを使用してBANされた本体でeshopにアクセスできるようです
しかし、その証明書だけで判断されているわけではないため、とても危険な行為だと言われています
ですのでこの証明書を使用したBAN解除は期待しない方がいいです
改造初期にcdnspというpcから直接自分が購入したゲームを、本体の証明書を用いてeshopにアクセスし、ダウンロードできるツールが流行ってました
自分も記事のために検証したのですが一発でBANされました
ですので他のハードと同じようにeshopのゲームをpcでダウンロードなんてことも今後は期待しない方がよいと思われます

・パッチ
Loader
ESとES2
FS
NFIM

・NoGC(NoGameCard)
4.1.0以上のバージョンから導入された本体のゲームカートリッジのカードリーダー自体のアップデートとfuseを焼かないように回避する機能です
本体をアップデートして起動したら自動でゲームカートリッジのカードリーダーがアップデートされ、カードリーダー専用のfuseも焼かれるようで、NoGCはゲームカートリッジのカードリーダー自体を使用不可にすることで回避するようです
通常であればダウングレードした際にゲームカートリッジのカードリーダーが使用できなくなるのでそれを回避することを目的としています
ですのでゲームカードをダウングレード後も遊びたい人のみ有用だと思われます
NoGCを有効にすると上記の説明でもあるようにゲームカートリッジが読み込めなくなります!
https://yyoossk.blogspot.com/2019/09/nogc.html

・RCMモード
リカバリーモードと同じで、何か本体に不具合が生じたときに、その不具合を修正するための特別な状態で本体を起動
RCMモードでは画面が暗いままなので起動しているかどうか判断がつきません
ですので気がつかずにそのままにしているとバッテリーがなくなることがあるので注意が必要です
本体の電源が切れている状態で、電源ボタンと音量+ボタンとHomeボタンの同時押しで起動すればRCMモードになりますが、そのHomeボタンはジョイコンのHomeボタンではなく隠された別のHomeボタンです
その隠されたHomeボタンを押した状態にするには本体のジョイコンの接続部のピン、又はジョイコン側の接続部のピンをショートさせる必要があります
https://nintendoswitch-hack-guide.blogspot.com/2019/01/rcm-rcm-rcm-rcm-homercmhomehomehome.html
一時期、不具合が出ていたことがあるので注意
https://yyoossk.blogspot.com/2018/05/rcm_12.html

・AutoRCM
本体の一部をソフトブリックさせることで起動したら自動的にRCMモードに入れるというもの
下記リンクを使用してfuseを焼かずにアップデートしても、うっかり一度でも公式のOFWで起動してしまうとfuseが焼かれてしまいます
CFWはそのfuseを焼かないようにする機能が備わっているため、ArtoRCMの導入が推奨されてます
https://yyoossk.blogspot.com/2018/10/choidujournx.html
この状態にしてしまえばジグを用いる必要がなくなりますが、不具合や制約があるので注意
https://yyoossk.blogspot.com/2019/04/autorcm.html
よく質問があるのは、
・本体が通常(OFW)で起動しない
・ブラックアウトしたまま
・勝手にRCMモードで起動してしまう
これらはAutoRCMになってしまっているからです
入れた覚えがないという方が多いですが、普通に使用してて勝手にAutoRCMになるようなことはほとんどありません
下記リンクの自作ソフトを使用して、知らずにAutoRCMにしてしまっている方が大半でした
https://yyoossk.blogspot.com/2018/10/choidujournx.html
hekateで解除可能です
https://yyoossk.blogspot.com/2018/12/hekate.html

・USBドングル
スイッチのCFWを起動する方法は、RCMモードで起動してペイロードを送信
ペイロードを送信するのにPCを使用しなければなりませんが、このUSBドングルと呼ばれるものを購入または自作すればPCがなくてもどこでもペイロードを送信することが可能になります
スマホを代用することも可能です
Android端末からペイロードを送信する方法(Rekado)
Android端末からペイロードを送信する方法(NXLoader)

・ジグ、RCMジグ
RCMモードで本体を起動させるための道具
上記のRCMモードの説明もあわせて読んでください
こちらは自作することも可能
https://nintendoswitch-hack-guide.blogspot.com/2019/01/rcm-rcm-rcm-rcm-homercmhomehomehome.html

・NSP、XCI
先にゲームのバックアップデータの種類について説明します
ゲームのバックアップデータはROMとインストールしてホームから直接起動できるものと二種類あります
ROMデータはローダーを介して起動しないといけません
例えば
PSP、PS3で言えば.ISO、3dsで言えば.3ds、switchで言えばxci
インストールしてホームから直接起動できるものというのは例えば
PS3、PS4で言えば.pkg、3dsで言えばcia、switchで言えばnsp
これはpsストアやeShopからダウンロードするゲームと同じ
ROMデータ、本体にインストールしてホームから起動できるものの形式は相互に変換できるツールが大抵存在する
BAN対策としてROMデータの方をローダーを利用して起動した方がよいが、ホームから起動できる方が楽なので、どちらを使用するかは人によっては分かれる場合が多い

XCIはゲームカードからバックアップしたもの
これを読み込めるものはCFWのSXOSのみ
XCIには証明書が含まれています
https://yyoossk.blogspot.com/2018/06/xci.html

NSPはeshopから購入して本体にインストールしたものをバックアップしたものでホーム画面から直接起動可能
自作ソフトのNSP版も存在する
https://yyoossk.blogspot.com/2018/08/nsp.html
NSPについて
https://yyoossk.blogspot.com/2018/08/ensp.html

・NSZ、XCZ
NSZはNSPの圧縮形式
XCZはXCIの圧縮形式
pspの改造をしたことがある人なら分かるとは思いますが、それぞれ圧縮することにより大幅にサイズを少なくできます
pspでは読み込みが遅かったり起動率が悪かったり弊害がありましたが、switchの場合それらのデメリットはなく、むしろ起動率は問題ない上、読み込み速度が速いようです
NSZに関してもインストールがNSPよりも高速とのこと
NSZ、XCZからもとのNSP、XCIに戻す場合も問題がないようです
これらのファイルの取り扱いについてはブログアーカイブにカテゴリ分けしているので参照してください
https://yyoossk.blogspot.com/1980/04/blog-post.html

・NSX
自分で予約購入したゲームのあらかじめダウンロードファイル
タイトルキーが含まれていないため起動できないが、下記リンクの方法でタイトルキーを埋め込めば起動できるようになる
https://yyoossk.blogspot.com/2018/11/nsxtitlekey.html
しかし、タイトルキーはゲームが発売しないと取得できないものなのでわざわざこの方法で起動するような人はいないとは思います

・NCA
自分でMOD作成などの目的でXCIやNSPを展開しない限りはあまり触れないもの
XCIやNSPファイルの中にあるもので展開するとこのNCAファイルが複数でてきます
同じNCA形式のファイルでもそのゲームの情報などが入ったNCAファイルと、ゲームのデータそのもののNCAファイルなど個別に役割があるようです
素人なのでその辺の詳しい話はこれ以上の事は理解できてませんが、MOD作成する上でも大して理解していなくても簡単に作成できます
XCI、NSPの展開方法や、MODの作成方法はブログアーカイブにカテゴリ分けしているので参照してください
https://yyoossk.blogspot.com/1980/04/blog-post.html

・LayeredFS
最近switchの改造を始めた方には聞きなれない言葉だと思います
大まかに言えばこれは起動中のソフト(システムそのものやゲームなど)をリアルタイムにsdカードにリダイレクトさせる機能
普通の状態ではシステムファイルやゲームは暗号化された状態で本体に保存されているので弄るのがとても面倒です
しかしLayerdFSならば起動している状態なので複合化されている上、sdカードから読み込ませることが可能なのでmodを容易に行うことができます
元のデータを改変するわけではなく起動中にsdカードにリダイレクトするだけなので本体やゲームがソフトブリックする事がないためとても安全です
ですので不具合が出た場合にはそのファイルさえ削除してしまえばもとに戻ります
普通ならソフトブリックのリスクが高いカスタムテーマやカスタムfontなどもこの機能を利用しているので初心者でも簡単に安全に行うことが可能です
また、オーバーレイメニューなどもこの機能を利用してシステムの一部を書き換えることにより実現しているようです
ですので知らない内にお世話になっている機能だといえます
switchの改造初期のゲームのバックアップ起動はこの機能を用いて別のゲームからバックアップしたゲームを起動するというようなものでした
SXOSのXCIを読み込ませる機能もこのLayerdFSを用いているとのことです
このLayerdFSのような機能を用いているゲームハードは、自分が知らないだけかもしれませんが、switchだけな気がします

・BCAT
Background Content Asymmetric Synchronized Delivery and Transmission(バックグラウンドコンテンツの非対称同期配信と送信?)の略で、コンテンツのダウンロード/アップロード関連サービスが含まれています
詳しい説明があまりないのでうまく表現できませんが、ある意味DLCと同じようなもの?
無料DLCがセーブデータに含まれていてそれが入っているのがBCATみたいなものと考えてもいいかな?
これはどうぶつの森など、一部のゲームにしか見られないようです
詳しくは下記リンク先を参考に
https://yyoossk.blogspot.com/2020/04/bcat.html

LAN-PLAY
ローカル通信対応のゲームで、公式のサーバーを経由することなくPCを使用して通信プレイが可能
例えば大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALなど
BANされた本体でも可能
ローカル通信対応のゲームは少ない
全てのバージョンに対応の通信対戦可能なLAN-PLAY紹介(Lan Play GUI)
LAN-PLAY対応のゲームをローカル通信で遊ぶ方法

・1-bit mode
通常起動できるがcfwのみ起動できない本体のsdカードリーダーの破損

・nug
アップデートしろ、インターネットに接続しろ、アカウントリンクしろなどなど、本体起動時、ゲーム起動時に邪魔してくるダイアログ
回避できるものもあればできないものもある

Stock (SYSNAND)
Hekateを介してfuseを焼かないように変更が加えられたOFWを起動する

コメント

  1. こんにちは。一つ質問をさせてください。
    今まで本体のバージョン9.2.0、atmosphere、Kosmos、Hekateを導入してあそんでおりました。先日うっかりで本体のバージョンを1.0.0.4にしてしまい、慌ててatmosphereを最新のものにバージョンアップしました。CFWの起動はできたのですが、今まで起動できていたNSPがエラーで起動できなくなりました。Deepseaを導入したり、本体のバージョンを9.2.0にダウングレードしたりといろいろ試したのですがやはりNSPが起動できませんでした。シグパッチもバージョンに合わせて入れ替えたのですが、それでもだめでした。いろいろと試したことでSD内のファイルがごちゃごちゃになったのかな?と、もう一つのCFW導入して使っていたSDに入れ替えて起動しましたが、そちらでもNSPの起動ができなくなっていました。(この時、本体のバージョンはダウングレードして9.2.0です)
    原因はどこにあるかわかりますでしょうか? 
    ご教授いただければ幸いです。よろしくお願いします。

    返信削除
    返信
    1. nspのインストールしなおしはいかがでしょうか?

      削除
  2. ご返信ありがとうございます。NSP自体、インストール時にもエラーが出るようになってしまっています。

    返信削除
    返信
    1. ??
      それsigpatchが原因のような…
      一度cfw関連のファイル全て削除してきちんと入れなおした方がいいと思いますよ

      削除
    2. 返信ありがとうございます。ご指摘いただいたとおり、CFW関係のファイルをすべて削除し、
      atmosphere 0.13.0
      hekate 5.3.0
      kosmos 16.1
      sigpaches 2.0.0-9.2.0
      を入れました。
      Lockpickも使用し、titlekeyなどのファイルも作成しました。
      それでもNSPの起動、NSPのインストールができませんでした。
      ソフトからのダンプや、自作NSPの起動はできます。
      原因特定できますでしょうか。。。

      削除
    3. 分からないっすねー
      本体自体のバージョンアップしてみてやりなおしてみるくらいっすかねー

      削除

コメントを投稿