
ゲームボーイ『星のカービィ』(1992年・HAL研究所/任天堂、日本版)を、ゲームボーイカラーでフルカラー表示にするパッチです。海外版『Kirby's Dream Land』向けに公開されているフルカラー化パッチ(Kirby's Dream Land DX)の仕組みと色を、日本版へ移植しました。文字や画面は日本版のまま、色は海外版パッチと同じになります。さらに、海外版DX用の不具合修正パッチ「Fluffy Repair Service」の直し(フェードや点滅の復活、色の直し、初代ゲームボーイ・スーパーゲームボーイ対応など)と、「DX Revised」の画面下のカービィのアイコンの色も取り込んでいます。
ROM そのものは配布していません。ご自身で手持ちのソフトから吸い出したROMに、IPSパッチを当てて遊んでください。
・チートを使っていないか(チートを使うと、絵や動きがおかしくなることがあります)
・パッチを当てる前のROMのCRC32が、下の表の値と同じか(違う吸い出し方のROMには当たりません)
・ROMの版(通常版/Rev A)と、パッチのフォルダが合っているか
・古いパッチのときのエミュレーターの途中セーブ(ステートセーブ)を使っていないか(新しいパッチでは、ステージの最初から遊び直してください)
バグ報告をするときは、次の形で書いてください
1. パッチのファイル名・フォルダ名とバージョン(例:RevA(後期版)用/実機・BGB用/星のカービィ_フルカラー化.ips、v2.0)
2. 使ったエミュレーターや実機の名前(例:mGBA、SameBoy、BGB、ゲームボーイカラー実機、スーパーゲームボーイなど)
3. バグの詳しい内容と画像(どこで・何をしたら・どうなったか。画面の画像や動画もつけてください)
画面の比較
左が原作(モノクロ)、右がフルカラー化後です(右は「補正なしエミュレーター用」で撮影)。


このパッチについて
- 色は海外版フルカラー化パッチ(Kirby's Dream Land DX)の値をそのまま使っています。ステージの背景、キャラクターや敵、ステージ紹介、コンフィグ画面などの色は海外版と同じです。
- タイトル画面は、日本版のロゴ(星のカービィ)と背景に合わせて、海外版の色使いで色を付け直しています。著作権表記は日本版のまま(©1992 HAL LABORATORY, INC.)です。
- ステージ紹介の画面右下の小さなロゴは、日本版の「ほしのカービィ」の形に合わせて色の範囲を直しています。
- 海外版パッチにあった不具合を直しています(エンディングの絵が正しく読み込まれない所、ステージ4の色データがデータの外を読んでしまう所、ステージが始まる直後などに音楽が一瞬2倍速になる所)。
- 原作の日本版に残っていた絵の不具合(海外版では直されたもの)も直しています。ステージ3紹介画面の左下で水の模様が途切れている所と、エンディング画面の十字キーの下にある余計な点です。
- Fluffy Repair Service の直しを取り込んでいます:
- 画面が切り替わる時のフェード(白く溶ける・現れる演出)を復活(タイトル、ゲーム中、扉、ロロロとラララの扉、スタッフロール、設定画面)。黒い画面に切り替わる時のちらつきも直しています。
- 無敵中などの点滅が出ないのを直す(カービィ、1UP、星、リンゴ、ワドルドゥ、ウィズ、スカーフィ)。
- 色の直し:火の玉を赤に、クラッコの目の色と透明な部分、エンディングの風船をピンクに、スタッフロールの空を黄色に、クラッコの扉の青い1ドット、スタッフロールの山の乱れたドット。
- エキストラゲームのスタッフロールでデデデの絵が崩れるのと、スタッフロールのスクロールの乱れを直す。ムービー中の小さなワープスターの向きを直す。
- 読み込みを少し速くする。ソフトリセットした後の処理速度を直す。
- 初代ゲームボーイ(白黒)でも遊べます。白黒で遊ぶときは、タイトル画面なども原作の日本版の絵になります。
- スーパーゲームボーイの枠(『カービィのきらきらきっず』風のデザイン)を付けています。
- DX Revised の直し:画面下の残り人数のカービィのアイコンを、ゲーム中のカービィと同じピンクと赤に塗っています。タイトルのピンクはもともとゲーム中のカービィのピンクと同じ色です。
- 文字は日本版のままです。海外版パッチが書き換えている文字の絵は「©」だけで、これは日本版の形に戻してあります。
- パッチを当てるとROMは512KBになります(白黒用の原作の絵などを入れているため)。
- ゲームボーイカラー・ゲームボーイアドバンスではカラーで、初代ゲームボーイ・ゲームボーイポケットでは白黒で、スーパーゲームボーイでは枠付きで遊べます。
対応しているROMの版
日本版『星のカービィ』には、ROMの中身が違う2つの版があります。どちらの版にも当てられるように、版ごとにパッチを分けてあります。どちらの版のパッチを当てても、できあがるROMは1バイトも違わない同じ内容になります(通常版用のパッチを当てると、Rev A に当てたものと同じになります)。
| 版 | ROMの名前(No-Intro) | ROM内のバージョン番号 | CRC32 |
|---|---|---|---|
| 通常版(初期版) | Hoshi no Kirby (Japan) | 0 | 21035F95 |
| Rev A(後期版) | Hoshi no Kirby (Japan) (Rev A) | 1 | 04342C83 |
自分のROMがどちらの版かは、CRC32 で見分けられます(手順3)。
2種類の色(実機・BGB用/補正なしエミュレーター用)
- 実機・BGB用:海外版パッチと同じ色です。ゲームボーイカラー/アドバンス実機、BGB、色の補正をする設定のエミュレーター(SameBoy など)向けです。これらは液晶の色を再現するので、淡く自然な色になります。
- 補正なしエミュレーター用:色の補正をしないエミュレーター(Android のアプリなど)でも、実機と同じような淡い色に見えるようにパレットを調整した版です。実機や BGB で使うと色が薄くなりすぎます。
- 色が濃すぎる(ピンクがどぎつい)と感じたら「補正なしエミュレーター用」、薄すぎると感じたら「実機・BGB用」に替えてください。色以外の中身は同じです。
・エミュレーターによっては「色補正(Color Correction)」の設定があります(例:Gambatte の「GBC Only/Always/OFF」、mGBA の「Color correction」、SameBoy の「Color correction」など)。
・色補正をオンにする場合(Gambatte なら「GBC Only」か「Always」)は「実機・BGB用」を使ってください。
・色補正をオフにする場合(Gambatte なら「OFF」)は「補正なしエミュレーター用」を使ってください。
・「補正なしエミュレーター用」を色補正オンで遊ぶと色が薄くなりすぎ、「実機・BGB用」を色補正オフで遊ぶと色が濃くなりすぎます。
・正しい組み合わせでも、携帯型ゲーム機(中華ゲーム機など)やスマホの画面は色を鮮やかに出すものが多く、カービィのピンクなどが紹介画像より濃く見えることがあります。気になるときは、画面の彩度や色温度の設定を下げるか、色補正オン+「実機・BGB用」の組み合わせを試してください。
60fps版を作らない理由
星のカービィはもともと60fpsで動く作りで、カービィもスクロールも毎フレーム動きます。実際に計ったところ、歩いている間は119フレーム中119フレームで画面が動いていました。さらにこのパッチは海外版と同じく、起動時にゲームボーイカラーの倍速モードに切り替えるので、敵が多い場面の処理落ちも原作より減っています。直す場所がないため、60fps版は作っていません。
遊び方(パッチの当て方)
次のどちらかから
星のカービィ_フルカラー化パッチ.zip をダウンロードします(中身は同じです)。・GitHub(Releases)
・Google ドライブ
zip の中は、ROMの版ごと・色の種類ごとにフォルダ分けしてあります。
星のカービィ_フルカラー化パッチ/RevA(後期版)用/実機・BGB用/星のカービィ_フルカラー化.ips星のカービィ_フルカラー化パッチ/RevA(後期版)用/補正なしエミュレーター用/星のカービィ_フルカラー化.ips星のカービィ_フルカラー化パッチ/通常版(初期版)用/実機・BGB用/星のカービィ_フルカラー化.ips星のカービィ_フルカラー化パッチ/通常版(初期版)用/補正なしエミュレーター用/星のカービィ_フルカラー化.ips吸い出したROMの CRC32 が
21035F95(通常版)か 04342C83(Rev A)か確かめます(どちらも 262,144 バイト(256KB))。ROM Checker にドラッグ&ドロップするだけです。どちらでもないときは、吸い出し直してください。→ CRC32の確認方法(ROM Checker)
手順3で分かった版のフォルダから、使う環境に合う色の IPS ファイルを選びます。
Windows なら WinIPS が簡単です。WinIPS を起動して「IPSパッチ」を選び、IPS ファイルと手順2で吸い出したROMを選んで「適用」を押すと、パッチを当てたファイルができます(IPS ファイルと同じ場所に、IPS ファイルと同じ名前で作られます)。
→ ハックロム(改造ポケモン等)を作成できるWinIPS紹介
ほかに Floating IPS、Lunar IPS、Rom Patcher JS(ブラウザで使えます)などでも当てられます。
できたファイルの拡張子は
.gbc にしておくと、ゲームボーイカラー用として確実に認識されます。手順3と同じ方法で調べて、CRC32 が
F4A3EDCB(実機・BGB用)か 889CCD4B(補正なしエミュレーター用)なら成功です(どちらも 524,288 バイト(512KB))。通常版・Rev A のどちらに当てても同じ値になります。ゲームボーイカラーに対応したエミュレーター(mGBA、SameBoy、BGB など)や、ゲームボーイカラー/アドバンス実機(フラッシュカートリッジ)で遊べます。初代ゲームボーイでは白黒で、スーパーゲームボーイでは枠付きで遊べます。
新しい版のパッチに入れ替えたときは、エミュレーターの途中セーブ(ステートセーブ)は使わず、最初から遊び直してください。
CRC32 の一覧
| ファイル | CRC32 | サイズ |
|---|---|---|
| 原作ROM(パッチを当てる前・通常版) Hoshi no Kirby (Japan) | 21035F95 | 262,144 バイト(256KB) |
| 原作ROM(パッチを当てる前・Rev A) Hoshi no Kirby (Japan) (Rev A) | 04342C83 | 262,144 バイト(256KB) |
| パッチを当てた後(v2.0・実機・BGB用) | F4A3EDCB | 524,288 バイト(512KB) |
| パッチを当てた後(v2.0・補正なしエミュレーター用) | 889CCD4B | 524,288 バイト(512KB) |
確認できている範囲と、わかっている制限
- 確認済み(カラー):タイトル(放置したときのデモを含む)、エキストラゲームのタイトル、ステージ紹介(ステージ1〜5)、ステージ1〜5の前半、扉の中の部屋、ポーズ、ミス、ゲームオーバー、コンフィグモードとサウンドテスト、エンディングとスタッフロールを最後まで。フェードの途中で変な色が出る所がないことも、録画して確かめています。
- 確認済み(白黒・スーパーゲームボーイ):タイトル、エキストラゲームのタイトル、ステージ紹介、ゲーム中、コンフィグモード、エンディングとスタッフロール(白黒)。
- 各ステージのボス戦は通しでは確認していません。仕組み上は海外版と同じ処理で色が付きますが、色がおかしい場面があれば、上の形で報告してください。
- 白黒で遊ぶときは、画面下の残り人数のアイコンが灰色で塗られた形になります(DX Revised と同じ)。
クレジット
- 海外版フルカラー化パッチ「Kirby's Dream Land DX」(作者:GreenAndACat、romhacking.net で公開)。本パッチはこの仕組みと色データを日本版に移植したものです。
- 海外版DX用の不具合修正パッチ「Kirby's Dream Land DX - Fluffy Repair Service」(作者:minucce)。スーパーゲームボーイの枠のデザインは Rushiomatsu さん、実機対応の協力は Jdoesstuff さん。
- 「Kirby's Dream Land DX Revised」(作者:ShadowOne333)。画面下のカービィのアイコンの色を参考にしています。
- 原作:『星のカービィ』 © 1992 HAL Laboratory, Inc. / Nintendo
更新履歴
- v2.0(2026年10月27日):海外版DX用の不具合修正パッチ「Fluffy Repair Service」の直しをすべて取り込み(フェードと点滅の復活、色の直し、スタッフロールの直し、読み込みの高速化、初代ゲームボーイ・スーパーゲームボーイ対応など)。「DX Revised」の、画面下のカービィのアイコンの色を取り込み。ROMが512KBになりました。
- v1.2(2026年10月22日):ステージが始まる直後など、画面が切り替わる間に音楽が一瞬2倍速になる不具合を修正(海外版パッチの倍速モードが原因)。
- v1.1(2026年10月22日):原作の日本版に残っていた不具合を修正(ステージ3紹介画面の左下で水の模様が途切れている所、エンディング画面の十字キーの下にある余計な点)。海外版パッチの不具合を修正(ステージ4の色データがデータの外を読んでしまう所。実機で色が乱れる可能性があったもの)。
- v1.0(2026年10月20日):公開。海外版フルカラー化パッチを日本版(通常版・Rev A)へ移植。タイトル画面の色を日本版ロゴ用に作成。「実機・BGB用」と「補正なしエミュレーター用」の2種類を用意。
無駄と分かっていても確かめたい性分なので、通常版、Rev A版とそれぞれのパッチを当てて全て初代ゲームボーイ状態で起動してみたらバグった画面でしたがプレイは可能でした。
返信削除これは仕様でしょうか?
追記ですが、通常版、Rev A版共に実機・BGB用、補正なしエミュレーター用の両方全て試して同じ結果でした。
返信削除ちなみに使ったエミュレータはAndroidスマホ用のMatsuPlayer (Multi Emulator)です。
返信削除もう1つ追記でチートは使っていません。
返信削除記事に書いてある通りゲームボーイカラーとして起動してください
削除もう1つ気になる事があり通常版、Rev A版とそれぞれのパッチ共にSTAGE 1開始直後のBGMが一瞬2倍速みたいに早くなる様に感じました。
返信削除オリジナルと比べると少し違和感があり気になったので報告させて頂きます。
ありがとうございます!
削除再現できたら修正しますー
修正有難う御座いました、これからも宜しくお願いします。
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