ゲームボーイマクロ(Gameboy macro)自作方法(カスタムなし)

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こちらではゲームボーイマクロ(Gameboy macro)自作方法(カスタムなし)を紹介します
ゲームボーイマクロ(Gameboy macro)とは
DS LIteを分解し、上画面と下画面を切り離し、一部半田付けすることで下画面のみでゲームボーイアドバンス専用機にするハードMOD
ヒンジが壊れたものや上画面が故障した本体を有効利用できる
当時はバックライト液晶でゲームボーイアドバンスをプレイすることができるのがよい点だが、現在ではゲームボーイアドバンスシリーズの実機をIPS液晶化&バッテリー化キットが出回っているため、あまり行われていない
DS LIteの液晶は残像が映ったり、経年劣化で黄ばんだりするのでよくはない
なのでこれはロマン派向けのもの
半田作業はとても細かいものなので、初心者にはハードルが高い
中華エミュレーター機ANBERNIC RG 34XXでは見た目も大きさもゲームボーイアドバンスそっくりで、初めからips液晶、バッテリー、様々なレトロゲームが動く上、一万ちょっとで購入できるのでこちらがおすすめ
記事にしたらリンク張ります



この記事の自作方法について
カスタムシェルやアンプなど機能を追加するわけではないので、一番これがローコスト
アンプを使用しない上、裏側にスピーカーがくるので、音量が小さい


必要なもの
必須
・330Ω抵抗
上画面が接続されていないと起動しないので、下画面の基盤に取り付けることで、上画面が接続されていると誤認させるために必須
とても小さいため、この時点で自信がない方はやめた方がいいかもしれませんが、自分は工具を揃える事で、下手ですが成功することができました
半田の練習と思って挑戦してみてもいいかも

・Y字ドライバー&精密ドライバー&三角オーブナー&精密ピンセットセット
アマゾン

半田ごて
できる限り先が細いもの
高いが、温度調節機能と先端を交換できるタイプのものがよい
町の電子パーツやさんか工具店、通販で購入

半田
0.6mmを使用しました
もしまだ細いものがあればそちらを購入した方がよいかも
町の電子パーツやさんか工具店、通販で購入

あれば便利
・フラックス
金属の表面を処理する物質で、はんだ付けを促進するはんだ付け促進剤
半田がのりやすくなる
町の電子パーツやさんか工具店、通販で購入

・半田吸い取り線
半田付けに失敗した際に、不要な半田を除去する
町の電子パーツやさんか工具店、通販で購入

・エアダスター
ホコリやゴミを吹き飛ばすのに便利
ゲオや家電量販店、町の電子パーツやさんか工具店、通販で購入

・こて先クリーナー
コテ先の温度を下げたり、きれいにハンダが取れる
町の電子パーツやさんか工具店、通販で購入

・電動精密ドライバー
ニンテンドーハードでよく使用されるY字ドライバーも付属
多数の特殊ネジに対応
精密ピンセットつき
そこまで高くないし、電動なのでかなり便利
充電式
これは買ってよかったと思った逸品
よく修理動画専門のyoutuberなどが使用している

・半田ごてスタンド
ルーペ 、LEDライト、クリップ付き
半田ごてを裸で置いていたら、床を焦がしたり、いろいろと厄介になる
そのためスタンドはあった方がよい
これは、ルーペが付いているので、細かい半田もかなり楽になりました
そしてLEDライトもついているので、半田個所を照らすのでとても見やすい
クリップもついているので基盤を挟んで固定することが可能

・半田ごて台
ネジを置いたり、基盤を固定したり便利
半田ごてを誤って落としても、シリコンで焦げたり溶けたりしないので事故が起きにくい

・接点復活材
カセットの読み込みが悪い場合に塗布すると復活する可能性がある
下記リンク先のものがおすすめ


事前準備
本体を起動し、下画面で設定のアイコンをタップ
レンチのアイコンをタップ
ゲームボーイアドバンスのアイコンをタップ
下画面をタップし、Aボタンを押して設定を保存んし、本体の電源落とす

自作方法
広いテーブルか、机の上で行うこと
ネジやLRボタンのバネやボタンをなくさないようにするため
半田作業があるため、床に接触して穴をあけたり、他のものにぶつけて溶かしてしまったりすることがないように注意
どこにどのようなネジが入っていたかしっかり覚えておくこと
赤丸で囲った部分のゴムをマイナスドライバーか何かで取り外す
赤丸で囲った部分のネジを全て取り外す
バッテリーの入っている部分の蓋を取り外して、画像の向きでバッテリーを取り外す
バッテリーの下に隠れていたネジを取り外す
三角オーブナーや、マイナスドライバーなど、先端が細いもので、画像のような箇所の隙間に入れ込み、スライドさせるようにして、下画面の背面シェルを取り外す
L/Rボタンを取り外す
この際、バネがどのように設置されていたか覚えないと再び取り付ける際に苦労する
バネが飛んでいかないように慎重に外す
赤丸で囲った部分のネジや、ケーブルを取り外す
この黒いリード線は、DSのカートリッジの下を通っているが、抜き取ることが可能
リボンケーブルを黒い蓋をあまり力を入れずに慎重に持ち上げて、断線しないように慎重に抜き取る
全て取り外す
赤丸で囲った部分のゴムをマイナスドライバーなどでこじ開ける
ネジをとる(このネジは使用しない)
画像のようにマイナスドライバーなどで、上画面のシェルを取り外す
白いテープをはがす
このリボンケーブルを裏返す
画像の部分の下側を半田ごてで半田を溶かし、赤と黒のリード線を取り外す
左側のスピーカーのみを使用するので、画像のようにマイナスドライバーなどで取り外す
下画面の液晶のリボンケーブルを黒い蓋をあまり力を入れずに慎重に持ち上げて、断線しないように慎重に抜き取る
下画面の裏側のリボンケーブルを黒い蓋をあまり力を入れずに慎重に持ち上げて、断線しないように慎重に抜き取る
赤丸には抵抗(330Ω)
青丸の接点にスピーカー配線
をそれぞれ半田で繋げる
もし半田がうまく乗らない場合はフラックスを塗っておく
画像のように抵抗(330Ω)を配置
かなり小さいので精密ピンセットなどで配置
半田で固定
上側にはスピーカーの黒のリード線を
下側にはスピーカーの赤のリード線を
それぞれ半田で固定
NDSのカートリッジの部分をニッパーなどでカット
この時、金属の破片が飛び散るので、逆さにしながら行った方がいいかも
念のため取り外したらエアダスターなどで、ごみを飛ばす
画像のようにNDSのカートリッジの部分にスピーカーの裏に両面テープで貼り付け、リード線を配置し、セロハンテープなどで固定
下側の背面シェルのNDSのカートリッジが入る部分に、表裏にキリなどで穴をあける
開ける際に出た小さい粉などはエアダスターなどできれいに取り払う
液晶のリボンケーブルを断線しないように慎重にしっかり奥まで差し込み、黒い蓋をあまり力を入れずに慎重に閉じる
画像のように、仮にバッテリーを手で固定しながらつけてみる
画像の部分の電源スイッチを上にスライドして電源を入れる
スピーカーから音が出ていることと、画面が表示されるのを確認したらバッテリーを取り外し電源を落とす
うまく起動しなければ、半田をしなおす
下側の画面のシェルにボタンを取り付ける
動かすとすぐに取れるので注意
下側の画面のシェルに基盤を取り付け、L/Rボタンを取り付ける
ここが一番時間がかかりました
自分はシェルをはめるときに何度も取れたので、バネは取り付けませんでしたが、確かに反発はなくなったものの、たいして押し心地は変わらなかったです
背面シェルをとりつけた後にネジを全てしめる
画像のヒンジを接着剤などで固定
完成図

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