ニンテンドースイッチ EmuNANDのファイルベースとパーティションベースについて

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📋 違いと特徴の比較表
項目ファイルベース (File-based)パーティションベース (Partition-based)
保存場所通常のSDカード(FAT32/exFAT)内のフォルダSDカードを分割して作った「専用の隠し領域」
PCからの見え方通常のファイルとしてコピーや削除が可能PCからは認識できず、直接中身を見られない
読み書き速度やや遅い(断片化の影響を受けやすい)高速かつ安定している
データ破損リスク比較的高い(ファイル破損が起きやすい)非常に低い(破損しにくい)
管理のしやすさ非常に簡単(PCでのバックアップが容易)やや複雑(専用ツールの使用が必要)
ロード速度低速(ゲームによって数秒の遅れ)高速(OSのオーバーヘッドがない)


PCでのバックアップ
非常に簡単(フォルダをコピペするだけ)
やや面倒(Hekate経由や専用ツールが必要)
移行直感的で簡単専用のツールやソフトが必要

📂 ファイルベースの特徴
EmuNANDのデータを「ひとつの大きなファイル」としてSDカードに保存する方式です。
⭕ メリット
  • バックアップが非常に簡単
    SDカードをPCに接続し、該当するフォルダをそのままコピー&ペーストするだけでバックアップや移行が完了します。
  • SDカードの容量を無駄にしない
    EmuNANDを使わなくなった場合、PCからファイルを削除するだけで簡単に容量を解放できます。SDカードのフォーマット(初期化)をやり直す必要がありません。
❌ デメリット
  • 動作速度が低下しやすい
    ファイルを長期間使い続けると、SDカード内でデータがバラバラに配置される「断片化(フラグメンテーション)」が発生し、ゲームの読み込みなどが遅くなる原因になります。
  • データが破損しやすい
    何らかのエラーや強制終了が発生した際、ファイル全体が破損してEmuNANDが起動しなくなるリスクがパーティションベースより高めです。

💾 パーティションベースの特徴
SDカードの領域を「通常のデータ用(FAT32等)」と「EmuNAND専用の隠し領域(約30GB)」に完全に2分割する方式です。
⭕ メリット
  • 読み書きが高速で動作が安定している
    Switchの基盤にある純正NAND(SysNAND)とほぼ同じ仕組みで直接セクターにアクセスするため、動作が非常に高速です。断片化による速度低下も起こりません。
  • データ破損に強い
    ファイルシステムのエラーに巻き込まれにくく、システムの安定性が非常に高いです。
❌ デメリット
  • バックアップや移行に手間がかかる
    PCからは隠し領域(認識できないシステム領域)として扱われるため、PCのファイルエクスプローラーで直接コピーできません。Hekateなどのツールや、PCの専用ディスククローンソフトを使ってバックアップを取る必要があります。
  • 容量の変更が面倒
    一度パーティションを区切ると、後から容量を変更したり通常のSDカードに戻したりする際に、SDカード全体の再フォーマットが必要になります。

💡 どちらを選ぶべき?
  • 「安定性とゲームの快適さを最優先したい」
    👉 パーティションベースが圧倒的におすすめです。CFW環境ではこちらが推奨(標準)とされるケースがほとんどです。
  • 「まずは手軽に試したい、バックアップを楽に管理したい」
    👉 ファイルベースが向いています。

💡 スピード(速度)の違い
  • Partition(RAW)ベース: SDカード内にRAW(未フォーマット)の専用領域(32GBまたはOLEDなら64GB)を直接作成します。SwitchのOS(Horizon OS)がFAT32などのファイルシステムを仲介せずに直接アクセスできるため、データの読み込み・書き込みが最も速くなります
  • Fileベース: SDカードの通常のファイル領域内に、分割された仮想NANDファイル(00, 01など)を配置します。ゲームをロードする際、「Switch OS ➔ SDカードのファイルシステム(FAT32) ➔ 仮想NANDファイル」という余計なレイヤーを挟むため、速度低下(ボトルネック)が発生します。
具体的なゲームの起動速度(メインメニューまでのロード時間)の検証では、ファイルベースはパーティションベースに比べ、数秒〜最大10秒近くロードが遅くなるケースが報告されています。 [1]

💡 結論:どちらを選ぶべきか?
  • ロード時間を短縮し、サクサク快適にプレイしたい場合: Partitionベースで作成してください。現在の環境(Hekate 6.x以降など)では、パーティション作成もHekateの「Partition SD Card」機能からワンタップで自動で行えるため、導入のハードルも非常に低くなっています。
  • 将来的にすぐ別のSDカードへ丸ごと移行(コピペ)する予定がある場合: 一時的にFileベースにするメリットはありますが、速度を犠牲にすることになります。 [, 2]
現在のSDカードの速度自体に不安がある場合は、Hekateの「Tools」タブ内にある 「Benchmark」➔「SD Card」 を実行してみてください。Read(読み込み)速度が 70〜90MB/s 程度出ていれば、SDカード自体の性能は正常です。

💡 パフォーマンスを最大化するポイント
どれほど優れた方式を選んでも、使用するmicroSDカードの性能がボトルネックになります。読み込み速度が速いものを選びましょう。 
  • 推奨スペック: 最大読み取り速度が 100 MB/s 〜 130 MB/s のクラス10 / UHS-I対応カード(SanDisk ExtremeやSamsung EVO Plusなど)。
  • パーティションベースからファイルベースに移行
    又はその逆を行う場合は下記リンクを参考に
    https://yyoossk.blogspot.com/2019/11/emunandemutool.html

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